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緑と水の公園都市 三鷹市

作成・発信部署:健康福祉部 地域福祉課

公開日:2017年8月15日 最終更新日:2017年8月15日

画像:第三小学校合唱団の写真(拡大画像へのリンク)

市立第三小学校合唱団によるコーラス

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世代をこえて平和を考える日

 三鷹市では、戦争の記憶の風化を防ぎ、21世紀を平和の世紀としていく意識を醸成するため、8月15日を「世代をこえて平和を考える日」と位置付け、第二次世界大戦で犠牲になられたかたがたのご冥福を祈るとともに、平和を願い、平和について考えることを趣旨とした式典等を今年も開催しました。

 三鷹市公会堂ロビーでは献花台を設けて、代表者及び参列者による献花が行われました。
 また、光のホールでは、三鷹市長・三鷹市議会議長・三鷹市遺族会会長の「追悼と平和祈念のことば」、三鷹市遺族会のかたなどによる遺族から見た戦争のお話「いま語り伝えたいこと」、三鷹中央学園三鷹市立第三小学校合唱団のみなさんによるコーラスが行われ、正午に黙とうを捧げました。

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画像:三鷹市遺族会代表者が語る様子(拡大画像へのリンク)

三鷹市遺族会他による「いま語り伝えたいこと」(写真は小尾民子さん)

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映画上映や展示会なども行いました

 午後には、平和アニメ上映会として「ぞう列車がやってきた」を光のホールで上映しました。
 また、ロビーには「平和図書コーナー」を設置しました。

 市役所1階市民ホールでは、8月8日から15日までの開庁日に、「長崎原爆資料館パネル展」と題して長崎原爆資料館所蔵の写真パネルを展示しました。あわせて、戦争や原爆、平和の大切さについて、小学生のみなさん向けにわかりやすく解説しているポスターの展示も行いました。

平成29年度(2017年度)「世代をこえて平和を考える日」追悼と平和祈念のことば(全文)

 本日、先の大戦後72回目となる8月15日を迎え、戦没者のご遺族、原爆被害者、子どもたちを含む市民の皆様のご参加をいただき、「三鷹市戦没者追悼式並びに平和祈念式典」を開催するに当たり、先の大戦で亡くなられた多くの尊い御霊に対し、市民を代表して、心から哀悼の誠を捧げ、世界の恒久平和をお祈りいたします。

 昭和20年(1945年)8月15日、多くの人々の尊い命の犠牲があった後に、日本は終戦の日を迎えました。同じ年の3月10日には「東京大空襲」があり、当時は軍需工場があったことなどから、三鷹の地も空襲を受けた戦場でした。

 8月6日午前8時15分には広島に、8月9日午前11時2分には長崎に、世界で初めて戦時において原子爆弾が投下されました。三鷹市では、広島市及び長崎市での式典で黙とうが捧げられる時刻に、防災行政無線で呼びかけをして、追悼と平和祈念の黙とうを捧げています。

 そして、終戦の日である8月15日を、三鷹市は「世代をこえて平和を考える日」として、「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」を実施しています。この式典は、日本も過去においては悲惨な戦争の当事者であったということを謙虚に振り返り、幾多の尊い命の犠牲があって今日の平和があるということを次の世代に語り継いでいくという取り組みと言えます。

 そこで、本日の式典においては、三鷹市遺族会会長の中山和政様のご協力のもと、遺族会から小尾民子(おびたみこ)さん、島野雅子(しまのまさこ)さんに、そして市民の代表として鈴木弘七(すずきひろつぐ)さんに、「いま語り伝えたいこと」を語っていただきます。

 このように次世代に戦争を語り継ぐ取り組みの一環として、三鷹市では昨年2月から、三鷹市ホームページに 「みたかデジタル平和資料館 〜戦争の記憶と平和への願いを次世代が受け継ぐために〜 」という特設サイトを「戦後70年 非核・平和関連事業」として開設しました。この資料館では、市民の皆様からご提供いただいた戦争関連資料100点や市民の皆様による戦争体験談を記録保存するアーカイブ化事業の記録映像19件などを掲載しています。この取り組みが、特に若い世代や海外のかたがたに向けて、平和の大切さを広める役割を担っていくことを願っています。

 昨年11月8日、千葉県佐倉市で「第6回平和首長会議 国内加盟都市会議総会」が開催されました。平和首長会議とは昭和57年(1982年)に設立され、世界の都市が連携して、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を目指している国際的な組織で、会長は広島市の松井一實市長です。8月1日現在で世界の162の国・地域から7,417の都市が加盟しており、そのうち日本国内では1,682の都市が加盟している中、三鷹市は平成22年(2010年)に加盟しました。

 私は、「第6回平和首長会議 国内加盟都市会議総会」で、平成27年度(2015年度)に実施した「戦後70年非核・平和関連事業」を中心に三鷹市の平和に関する取り組み事例を報告しました。たとえば、市民の皆様と協働で開催している「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」、松井一實広島市長にご参加いただいた仙川公園での「広島被爆樹木アオギリ2世」の植樹式、「みたかデジタル平和資料館」の取り組みなどについて報告しました。

 今年は4年ごとに開催される各国の首長の参加による「平和首長会議総会」の9回目が長崎市で開催され、私は8日の会議に参加しました。その会議では、「長崎を最後の被爆地に」という被爆者の思いが参加者に共有されるとともに、地域の住民の命を守る責務を果たす各国首長による事例報告から、戦後72年が過ぎて「被爆者のいる時代」の終わりが近づいている今こそ、核廃絶を目指すとともに、若い世代を巻き込んだ「平和教育」と「平和文化」の重要性が増しているとの問題意識が共有されました。

 私は、9日には「被爆72周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参列しました。長崎市の田上富久市長は、式典での『長崎平和宣言』において、7月に国連で採択された『核兵器禁止条約』を、「ヒバクシャ」の苦しみや努力にも言及したことから「ヒロシマ・ナガサキ条約」と呼びたいと言われました。そして、世界中の人々に向けて、「最も怖いのは無関心なこと、そして、忘れていくことです。戦争体験者や被爆者からの平和のバトンを途切れさせることなく未来へつないでいきましょう」と呼びかけました。

 この呼びかけを、私も、皆様とご一緒にしっかりと受け止めたいと思います。

 式典にご参加いただいている、東京都原爆被害者の会及び三鷹市原爆被害者の会の会長である大岩孝平さんは、原爆被害の実態などを三鷹市はもちろんのこと全国各地や世界に向けて発信されています。三鷹市で式典に併せて開催している「平和展」で、今年は長崎原爆資料館のパネルを展示しています。

 残念なことに、今もなお世界では、戦争、紛争、テロ等により平穏な生活や尊い命が奪われる事件が起きています。しかも、アジアにおいても核兵器の開発が行われ、その使用についての脅威が深刻なものとなっています。
 先の大戦により国内外で多くの人々が亡くなり、世界で初めて戦時における原子爆弾による犠牲者が生まれたという、悲惨な経験をした日本だからこそ、私たちは戦争やテロのない平和な世界の実現を目指す使命を果たしていきたいと思います。
三鷹市政の理念を定めた『三鷹市基本構想』では、「平和の希求」、「基本的人権の保障」、「地方自治の実現」を目標としています。まさに、「平和」のないところに「基本的人権の保障」はなく、「基本的人権の保障」がないところに、真の「地方自治」の実現は成立しないのです。

 三鷹市は、昭和35年(1960年)に『世界連邦都市』を宣言し、昭和57年(1982年)には「核兵器を持たず・つくらず・持ち込ませず」の非核三原則が、平和を希求する全ての国の原則となる事を願って、『非核都市宣言』を行っています。平成4年(1992年)には、地球環境が保護され、「貧困」「飢餓」「難民」などが存在することなく、地球上に住む全ての人々が、ともに幸せに生きることができる社会の実現が「平和」につながるという「積極的平和」の考えかたに立って、『三鷹市における平和施策の推進に関する条例』を制定しています。

 「平和」という言葉は、それを唱えるだけでは実現されるものではなく、地域社会において、たとえ意見や考えが異なる場合であっても、お互いの基本的人権を尊重しつつ、法治国家における民主主義の過程を具体化し、人々が相互に信頼し合うことが大切です。

 地域から平和を実現していくためには、多様な市民及び団体による「協働」の実践の積み重ねが重要です。特に、三鷹市においては、若い世代と協働することを大切にしてきており、子どもたちから平和についての絵画やメッセージを募集して作成してきた「平和カレンダー」は、今年で30年目を迎えます。

 また、本日の式典においては、若い世代を代表して三鷹中央学園三鷹市立第三小学校児童のみなさんに「平和」への願いをこめて合唱していただきます。

 戦争の記憶が決して風化されることのないように、こうした平和事業を通して、特に子どもたちや若い世代に「平和」の大切さを継承していく取り組みを続けていきます。

 私は三鷹市長として、また、戦争のために命が失われ、会うことができなかった複数の伯父がいる遺族の一人として、人間の引き起こした悲しい歴史的事実から目をそむけることなく、次の世代にしっかりと語り継ぐとともに、現在も、そしてこれからも、真の平和の実現に向けて、皆様とともに努力していきたいと思います。

 結びに、もう一度、先の大戦で亡くなられた尊い御霊のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様のお心のご平安を願いますとともに、全ての人々が、平和の下に、平等に、心豊かに安心して暮らせるように「平和への祈り」を捧げ、「追悼と平和祈念のことば」といたします。

 平成29年(2017年)8月15日
 皆様とともに
 三鷹市長 清原 慶子

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平和・女性・国際化推進係(電話0422-45-1151 内線2115)

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