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戦没者追悼式並びに平和祈念式典を開催しました

作成・発信部署:健康福祉部 地域福祉課

公開日:2018年8月15日 最終更新日:2018年8月15日

画像:市立第三小学校合唱団によるコーラスの写真(拡大画像へのリンク)

市立第三小学校合唱団によるコーラス

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世代をこえて平和を考える日

 三鷹市では、戦争の記憶の風化を防ぎ、21世紀を平和の世紀としていく意識を醸成するため、8月15日を「世代をこえて平和を考える日」と位置付け、第二次世界大戦で犠牲になられたかたがたのご冥福を祈るとともに、平和を願い、平和について考えることを趣旨とした式典等を今年も開催しました。

 三鷹市公会堂ロビーでは献花台を設けて、代表者及び参列者による献花が行われました。
 また、光のホールでは、三鷹市長・三鷹市議会議長・三鷹市遺族会会長の「追悼と平和祈念のことば」、三鷹市遺族会のかたなどによる遺族から見た戦争のお話「いま語り伝えたいこと」、三鷹中央学園三鷹市立第三小学校合唱団のみなさんによるコーラスが行われ、正午に黙とうを捧げました。

画像:三鷹市遺族会他による「いま語り伝えたいこと」の写真(拡大画像へのリンク)

三鷹市遺族会他による「いま語り伝えたいこと」

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映画上映や展示会なども行いました

 午後には、平和アニメ上映会として「この世界の片隅に」を光のホールで上映しました。
 また、ロビーには「平和図書コーナー」を設置しました。

 市役所1階市民ホールでは、8月1日から31日までの開庁日に、「沖縄県平和祈念資料館写真パネル展」及び「長崎原爆資料館パネル展」と題して両館所蔵の写真パネルを展示しています。あわせて、みたかデジタル平和資料館を閲覧できるパソコンも設置しています。

平成30年度(2018年度)「世代をこえて平和を考える日」追悼と平和祈念のことば(全文)

 本日、先の大戦後73回目となる8月15日を迎え、戦没者のご遺族様、原爆被害者の皆様、そして子どもたちを含む市民の皆様のご参加をいただき、「三鷹市戦没者追悼式並びに平和祈念式典」を開催するに当たり、先の大戦で亡くなられた多くの尊い御霊に対し、市民を代表して、心から哀悼の誠を捧げるとともに、世界の恒久平和をお祈りいたします。

 昭和20(1945)年8月15日、多くの人々の尊い命の犠牲があった後に、日本は終戦の日を迎えました。同じ年の3月10日には「東京大空襲」がありました。そして、三鷹の地は、戦時中は軍需工業地帯の一部であり、空襲による大きな被害を受けました。

 三鷹の森ジブリ美術館を運営する公益財団法人の理事を務められていた高畑勲さんは今年の4月に逝去されましたが、監督をされたアニメーション映画『火垂るの墓』に描かれている終戦前後の関西地方の兄と妹の物語が示しているように、多くの子どもたちの尊い命も奪ったのが戦争だったのです。

 同年8月6日午前8時15分には広島に、8月9日午前11時2分には長崎に原子爆弾が投下されました。毎年、原子爆弾が投下されたその時刻に、広島市及び長崎市での式典で黙とうが捧げられ、この三鷹市においても、防災行政無線による呼びかけで、市民の皆様とご一緒に黙とうを捧げています。

 三鷹市では、毎年、終戦記念日である8月15日を「世代をこえて平和を考える日」として、戦没者追悼式並びに平和祈念式典を開催し、過去において日本は悲惨な戦争の当事者であったということを謙虚に振り返り、幾多の尊い命の犠牲があって今日の平和があることを、次世代に語り継いでいくという思いを込めて取り組んでいます。

 戦後73年が経過し、戦後生まれが人口の9割近くを占め、戦争を同時代で体験した方々が年々少なくなってきた今だからこそ、世代をこえて、共に平和の意義を考える機会が重要であると考えています。

 本日の式典においては、「いま語り伝えたいこと」として、3人の方に戦時中の体験などをお話しいただきます。三鷹市遺族会からは、中山和政会長のご協力のもと、石井四郎(いしいしろう)様、井上マサ(いのうえまさ)様のお二方に語っていただき、市民の代表として新井純子(あらいじゅんこ)様に語っていただきます。

 また、三鷹市では戦後70周年を記念して、市民の皆様からご提供いただいた戦争関連資料114点や延べ31人の市民の皆様による戦争体験談の記録映像などを掲載した「みたかデジタル平和資料館~戦争の記憶と平和への願いを次世代が受け継ぐために~」を三鷹市ホームページに開設しています。

 今年の4月には、戦争関連資料を中心に、直接実物をご覧いただける場所として三鷹市役所本庁舎3階に「みたか平和資料コーナー」を設置いたしました。

 これらの取り組みが、若い世代や海外に向けて平和の大切さを広める取り組みの一翼を担うことを願っています。

 世界では、未だにテロや内紛等により平穏な生活や尊い命が奪われる事件が発生している状況にあって、世界で最初に原子爆弾の犠牲という悲惨な経験をした日本だからこそ、私たちは、戦争やテロのない平和な世界の実現を目指す使命があると考えます。

 この式典には、今年も、三鷹市原爆被害者の会の会長である大岩孝平様に来賓としてご臨席いただいています。

 7月の集中豪雨による大きな被害もあった広島市で、8月6日に実施された平和祈念式典において、松井一實・広島市長は、「為政者が勇気をもって行動するために、市民社会は多様性を尊重しながら互いに信頼関係を醸成し、核兵器の廃絶を人類共通の価値観にしていかなければなりません。」と訴えました。

 そして、8月9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典においては、田上富久・長崎市長が、「市民社会こそ平和を生む基盤です。『戦争の文化』ではなく『平和の文化』を、市民社会の力で世界中に広げていきましょう」と呼びかけました。
長崎の式典に初めて参加された国際連合のグテーレス事務総長は、「原爆を生き延び、平和のために声をあげてくれた被爆者の声に耳を傾けるべきであり、長崎を核兵器で苦しんだ地球上で最後の場所にするよう皆で決意しよう」と呼びかけました。

 私は、こうした呼びかけを受け止めて、改めて確認をしたいと思います。

 すなわち、三鷹市政の理念を定めた『三鷹市基本構想』では、「世界平和への寄与」、「基本的人権の尊重」、「協働とコミュニティに根差した自治の推進」を基調として、「人間のあすへのまち」の実現をめざしています。まさに、「平和」のないところに「基本的人権の保障」はなく、「基本的人権の保障」がないところに、真の「地方自治」の実現は成立しないのです。

 三鷹市は、昭和35年(1960年)には『世界連邦都市宣言』を、昭和57(1982)年には、「核兵器を持たず・つくらず・持ち込ませず」の非核三原則が、平和を希求する全ての国の原則となる事を願って、『非核都市宣言』を行っています。
そして、平成4(1992)年には、『三鷹市における平和施策の推進に関する条例』を制定しています。

 「平和」という言葉は、それを唱えるだけでは実現されるものではありません。身近な地域において、お互いの基本的人権を尊重しつつ、法治国家における民主主義の過程を具体化し、人々が相互に信頼し合うことがその第一歩です。自分自身の人権の尊重を主張しながら、他者の人権を損なう言動をする人は意外と少なくありませんので、お互いに、身近な暮らしから気を付けていきたいものです。

 そして、地域から平和を実現していくためには、多様な市民及び団体による「協働」の実践を積み重ねていくことも重要です。特に、三鷹市は若い世代との協働を継続しており、例えば、子どもたちから平和についての絵画やメッセージを募集して作成する「平和カレンダー」は、家族や友人等とのふれあい、地球環境の大切さ、平和な日本を生きる子どもたちの伸びやかな発想で、恒久平和の大切さを私たちに気づかせてくれています。

 本日の式典においても、三鷹中央学園三鷹市立第三小学校合唱団の児童の皆様が参加され、子どもたちの素晴らしい歌声が、ご遺族の皆様をはじめ、ご出席いただいている皆様お一人おひとりの心に、過去を忘れず、現在を見つめ、未来に向けた平和への想いを響きわたらせていくこと思います。こうした平和事業を通して、子どもたちや若い世代に「平和」の大切さを継承していくことが、戦争の記憶の風化を防ぐことになると信じています。

 なお、今年も本式典には、所管部署以外の職員を含めて若い職員に運営を担当してもらっています。市民の皆様とともに平和事業を体験することで、職員が平和の大切さを実感し、再認識し、それぞれの分野で発信していくことを期待しています。

 私は、三鷹市民の一人として、日本国民の一人として、人間の引き起こした悲しい歴史的事実から目をそむけることなく、次の世代にしっかりと語り継ぐとともに、現在も、そしてこれからも、真の平和の実現に向けて、皆様とともに努力していきたいと決意しています。

 結びに、今一度、先の大戦で亡くなられた尊い御霊に、心から哀悼の意を表し、ご遺族の皆様、原爆被害者の皆様のご健勝とお心のご平安を願いますとともに、全ての人々が、平和の下に、平等に、心豊かに安心して暮らせるように「平和への祈り」を捧げ、「追悼と平和祈念のことば」といたします。

 平成30(2018)年8月15日
 皆様とともに
 三鷹市長 清原 慶子

このページの作成・発信部署

健康福祉部 地域福祉課 地域福祉係
〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号
電話:0422-45-1151(内線:2613~2615) 
ファクス:0422-29-9620

【戦没者追悼式並びに平和祈念式典に関するお問い合わせ】

企画部 企画経営課
 平和・女性・国際化推進係(電話0422-45-1151 内線2115)

健康福祉部 地域福祉課
 地域福祉係(電話0422-45-1151 内線2614)

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