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緑と水の公園都市 三鷹市

作成・発信部署:スポーツと文化部 芸術文化課

公開日:2012年7月25日 最終更新日:2015年7月16日

「絵本館」構想とは

  • 平成17年4月 「絵本館(仮称)の整備に関わる基本方針(案)」パブリックコメントの実施
  • 平成17年7月〜 絵本館構想検討会議
  • 平成18年度〜 みたか・子どもと絵本プロジェクト推進計画(5ヵ年計画)
  • 平成23年度〜 みたか・子どもと絵本プロジェクト事業方針

 現代の子ども・子育て環境は、物質的な豊かさとはうらはらに、たいへん厳しいものになっています。子育て不安、虐待、いじめ、不登校、拒食症、自傷、家庭内暴力、引きこもりといった痛ましい状況もあります。

 三鷹市ではこうした「マイナス」を無くしていくための施策を早くから講じてきましたが、これらに加えて、積極的に子ども・子育てを支援する「プラス」の施策として「絵本館」整備の構想が掲げられました。
 「絵本館」構想の根底にあるのは、子どもを取り巻く環境や子育ての現状に対する問題意識です。

 消費社会のターゲットとされ、刺激に満ちた日常生活を送る現在の子どもたちに、絵本の力によって心をやわらかくして、夢や驚異の念、物語と空想、美と創造などの世界へと導く扉を用意したいという願いが「絵本館」構想のもとになっています。

 デジタルな情報に取り囲まれた中で、絵本というアナログのメディアは、人と人とのふれあいや豊かな体験へと導く大切なきっかけになるはずです。
 「絵本館」は、「IT先進都市」と言われる三鷹であるからこそ大切したい、子どもたちの環境に向けたメッセージでもあったのです。

構想の背景

 三鷹市は、「路傍の石」「米・百俵」などの小説や戯曲で知られる作家山本有三(明治20年〜昭和49年)が、昭和17年に自宅を「ミタカ少国民文庫」として開放したことでも知られています。

 昭和28年に神奈川県湯河原に移り住んだ有三は、児童の育成のためにと、三鷹の家と土地を昭和31年に東京都に寄付し、昭和33年に都立「有三青少年文庫」が開設され、児童図書館及び教育相談などが行われるなど、図書館活動、文庫活動も盛んな文化的土壌があります。
 学校図書館の整備と司書の配置も平成7年から行われました。

 そうした、親子読書活動の熱心な担い手や、市内に住む絵本作家などへの聞き取りや市民アンケートを踏まえて、市は平成17年に「絵本館(仮称)整備に関する基本方針(案)」をまとめ、パブリックコメントを実施しました。

 その結果寄せられた多くの意見は「絵本」の力と子どもとのかかわりの大切さに共感し、絵本をテーマに施策を展開するという着眼に賛同する点では共通していましたが、一方で、「ハコモノ」への批判的な意見や、図書館の児童部門のさらなる充実を求める声もありました。
 何より期待する「絵本館」のイメージが「絵本美術館」「子ども図書館」「子どもミュージアム」など実に多様であることもわかりました。

 そこで、改めて絵本を通じて行う事業の意味や可能性を深め、構想をより豊かにするため「絵本館構想検討会議」を設け、専門家と市民と職員が検討した内容をホームページで即時公開し市民の声を求めるという方法で具体的なイメージを共有していきました。

絵本館構想検討会議

 絵本館構想検討会議は、学識専門委員、関連の活動経験のある市民専門委員、公募委員に、市職員ら15名も加わって多彩な専門分野からの検討となりました。

 検討会議は、平成17年7月から18年1月までの7カ月に10回開催され、地域調査、グループセッション、情報共有、まとめ、を繰り返しながら、「図書館以外に絵本館を設置する意義とは何か」「絵本館の目的は何か」「どういう空間を持つのがふさわしいのか」「事業内容は」などをまとめていきました。

 子どもたちのコミュニケーション不足、経験不足による想像力の枯渇などの現状に対し、乳幼児期には、いっしょに読むことを楽しみ、ふれあいの中で安心感をしっかりと味わい、やり取りの中で言葉を引き出すように働きかけをすること。
 一人読みの時期には「子どもに本を読め、読めとプレッシャーをかけない」こと。また、言葉は、現実での豊かな経験に基づいた感情を伴い、現実の体験との往復で言語イメージがふくらむことを理解し、子どもが主体的に本と出合えること。
 その本の世界を遊ぶ条件を整えること。
 体験の不足している現代の子どもや大人に、自然や科学や人の営みなど現実の世界に絵本のイメージをつなげて広げていくこと。

 何より「絵本は面白い」こと、などが繰り返し語られました。

市民が思い描く「絵本のある三鷹」 みんなで育む大切なもの

 たくさんの議論の中から、検討会議では、三鷹市の絵本館構想がもっとも重視すべきものとして、「子ども」「絵本」「三鷹」という3つのキーワードが出されました。
 この3つのキーワードは、この構想が、未来を担う子どもたちが親や地域のおとなたちとのぬくもりのあるふれあいの中で、多様な絵本と出会うことにより、心の土台をつくり、生き生きと豊かに成長することを願うものであること、さらに、絵本との出会いをきっかけとして、三鷹市内にさまざまな活動や資源をつなぐ新たなネットワークが広がり、子どもや子育ての支援はもとより、人々の交流と創造の場がつくりだされることをめざすものであることを意味しています。

 平成18年2月に出された提言「みたか・子どもと絵本プロジェクト みんなで育む大切なもの」は、「絵本館」を建物ではなく、市内全域で絵本を通して子どもを育む視点を広げていくプロジェクトととらえました。
 そのうえで、拠点施設には魅力ある場と、あわせて市内全域をマネジメントする機能を求めました。

 拠施設点は、絵本との出会いの場であり、多様な絵本が豊かにあり、子どもたちがいつでも安心していられる場所となること。絵本をめくることで語りかけてくる個人的な喜びを大切にするところ、という「特別な居心地のいい空間」であることが強調されています。

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絵本「館」から「子どもと絵本プロジェクト」への目次

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